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2012年5月 6日 (日)

GWヒマ企画

えーと。
連休は予想通りヒマなので、昔のブログにあったやつを載せてみます。

ズバリsign01
ヒマな方はどーぞcatface企画memo
まずは一発目sign01
〜2005.12より
↓↓

小さなラブストーリー

小さな物語です。

街はイルミネーションにつつまれて、誰もが忙しそう。
僕も寂しさを埋めていく為か、予定を意味もなく詰め込んでいた。

去年の冬以来、彼女とは会っていない。
最後の言葉。
「好きだからもう会いたくない。だから、会えない」

僕も最初は意味がわからなかった。
あれほど同じ時間を過ごし、僕らの気持ちは通じていると思っていた。
確かに振り回されていたのは僕の方だったのかもしれない。
だけど、その挙句さよならなんて。
そんな彼女だったが、僕は確実に彼女の事が好きだった。

なぜなら彼女は、僕の価値観を変えるくらいの魅力を持っていたから。

僕は彼女の笑顔が好きだった。

でもきっと、それはありふれた事で誰もが経験した事だったのかも知れない。

僕は彼女といる時、気が付くと彼女を見ていた。
ならんで街路樹を歩いていた時や、レストランで食事をしてた時。そして帰りの電車の中。

僕は彼女の笑顔が見たくていつも笑っていた。

笑顔で溢れていた。

あの夜までは…。

その日は雪が降る予報があった。
一緒に初雪を見ようと連絡を取ったが、彼女は友達との約束が断りきれず、僕は仕方なく街を歩くことにした。

初雪が新宿の街にも降り注ぎはじめた。

アルタの前にある看板灯には雪がまじってカップル達には最高なシチュエーションとなった。

そこには彼女が会うはずだった友達がいた。
友達は、恋人と楽しそうに肩を組んで歩いていた。
一瞬、友達と目が合って、友達は何か言おうとしていたが、戸惑った僕はその場から消えた。

そして一年が経った。
もちろん彼女とは連絡をとっていない。
いや、厳密には一度だけあった。
あの次の日、電話が鳴り
「好きだからもう会いたくない。だから会えない」
この一言を残し彼女は消えた。

そして今日この新宿の街に初雪が舞い降りてきた。
僕は何故か同じアルタ前の看板灯を歩いていた。

そこにはマフラーを巻いて少し寒そうにしている彼女の姿があった。

僕が近づくと彼女も気付いたみたいだった。

「あなたの事だから、きっと今日はここにいると思った。」
僕は微笑んだ。
彼女にも去年と変わらない笑顔が戻ってきた。
「ずっと会いたかった」
この一言で僕には十分だった。

雪は少しずつ僕らを包み、アルタ前はまっ白な銀世界となった。

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